武士と騎士と弓の話 - Togetterまとめ

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 騎士にしろ、武士にしろ、800年くらいの歴史経過のある存在だから、一概に議論できるものではないと思うが。
 「飛び道具は卑怯」という言動は、いつからかと言う問題の立て方はおもしろい。騎射が表芸だった中世前半の武士からは、絶対出てこないセリフではあるからな。明治時代にヨーロッパから輸入されたのか、江戸時代に出現したのか。調べるとおもしろいかもしれない。まあ、室町時代あたりは、騎馬武者は近接戦やっていたらしいけど。
 江戸時代の場合の「飛び道具は卑怯」は、警察活動やっていたら、軍事兵器を投入してきやがったみたいな意識かもしれないけど。
 林羅山起源説。


 ヨーロッパの戦って、貴族同士のゲームみたいなところがあるからなあ。ブルゴーニュのシャルル突進公みたいな場合を除けば、だいたい騎士階級は死なないよなあ。
 ピストル騎兵がかっこいい。板金鎧で短銃装備って、平安時代の武士みたいな感覚だよなあ。先日は、石弓を馬上から撃つ騎兵なんてのも紹介されていたけど。ただ、ピストル騎兵は、「騎士」が没落した後という気も。
 十字軍の戦場では、槍の間合いに持ち込めばヨーロッパ騎士の方が優位だったが、その前に弓で崩せればイスラム騎士が勝てたという話をどこかで読んだな。

江戸時代以降だと、一口に「武士」と言っても家ごとに職制から職能から全く違ってて「刀も槍も騎射も歩射も鉄砲も何でも使いこなせる戦国型万能武士」というのは極めて少なくなって、大小二本は差してるけど弓も鉄砲も生涯一度も触れたことない足軽(雑兵)級サラリーマン武士の方が大多数なわけで……

 一応、藩校あたりだと、一通り、できることが奨励されていたような。