大分県別府湾から過去2800年にわたるマイワシ・カタクチイワシの魚鱗化石を発見! ? academist Journal

academist-cf.com
 別府湾は、貧酸素で鱗の保存状態がよく、産卵場に近くて群れの移動に伴う変動が少ない、化石による長期分析に最適の場所である、と。
 で、ここから採取されたマイワシとカタクチイワシの鱗の量の比率を検討すると、20世紀にみられるようなレジーム・シフトに伴う魚種交替は、長期的には否定されると。単純に、漁業と化石の比率調査で、出かたが違うだけという気もしなくないが…
 むしろ、長期的にはPDO指数と連動したマイワシの激減期の存在が見えてきたと。気候の動きによっては、日本近海のマイワシ資源が消滅状態になる可能性もあると。なかなか、怖い話だ。マイワシの漁獲の長期変動なんかは、データあるのかな。