書評:「小水力発電が地域を救う」中島大・著 タイム・コンサルタントの日誌から

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 山村地域の経済的価値を維持する手段としての小水力発電。余ったリソースを使おうという考え方。山の経済的を毀損しつづけた国策の流れを、少しでも曲げようという意図か。
 かつては、各地にあった小水力発電は、国策の独占電力会社によって、絶滅してしまった、と。大電力会社にとっては、小規模水力は効率が悪い。しかし、戦時体制による大統合がなかったヨーロッパでは、村営の発電所が生き残っているし、日本でも中国地方の山地なんかには生き残っている、と。芽はないわけではない。
 かつての水車なんかのリソースを使えば、ある程度何とかなるのかな。