北海道ブラックアウト関連

北海道電力が「ブラックアウト」に陥った根因 資源・エネルギー 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準

 北本連系線の常時予備が50万キロワット、増強して最大で90万キロワットに拡大しても、今回の事態には焼け石に水だったのではなかろうか。
 泊原発が運用できたとしても、特定発電所への過度の集中というリスクは、残るよなあ。泊発電所で問題があって緊急停止になったら、どこも埋められないということだから。あるいは、泊と同規模の発電所が遊んでしまうことになるか。
 発電所の分散化が必要ということか。

Togetterから

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 総合すると、特定の発電所への過度の依存と送電網が特定の場所に集中しすぎていた、供給網の脆弱性がメインということか。札幌地域を停電にして、ブラックアウトを防ぐなどの対応は難しかった。
 泊原発が動いていても、何とかなったか怪しい。下手すると、泊原発もブラックアウトに巻き込まれて緊急停止、そして外部電源の喪失でひどいことになったかもしれない、と。逆に、苫東厚真発電所の発電シェアが減って、ブラックアウトを阻止できた可能性もあるが。どっちなんだろう。
 原発は冗長性がないからなあ。結局のところ、特定の発電所への過度の依存という点では変わらないし。

北海道系統崩壊について その1 COMEMO

北海道系統崩壊について その2 COMEMO
北海道系統崩壊についてその3 停電はなぜ起こる COMEMO
 北本連係は現状では足りないとか、電圧がないと使えない問題とか。発電所の復帰は、プロが驚くような速さで、大車輪で行われているらしい。現場の人はきつそうだな…

北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し:朝日新聞デジタル

 一箇所の発電所への過度の依存。つーか、129万キロワットまでは、対策が考えられていたというのもすごいな。
 北本連系も、直流から交流に変換する変電所に、外部から交流電源が供給されていないと、使用できない。咄嗟に、ここが使えれば、何とかなったのかな。