ヤマダユウヤ『官能びより』

官能びより (BAVEL COMICS)

官能びより (BAVEL COMICS)

 女の子が誘惑して、男の欲望をがっちり受け止める系の話が多い感じか。女の子の上気した表情がよろしい。なんか、こう、非常によい。


 表題作の「官能日和」前後編がやはり、一番良い。官能小説家の叔父と姪のあかりが、小説の取材と称して、体を交え、そこから二人して溺れていく。ダメだと思いつつ抑えられない叔父と彼を誘惑するあかりの背徳的関係。さらに、露出に野外、CMNFに拘束エッチと、道具立てがこれまた好み。


 彼氏持ちの大学同期に誘われて家飲みから、エロ行為になだれ込む「秘蜜の関係」。男を落とそうと、官能小説の語り合いからエロい実践行為へと、本の「確実に好きな男を落とす方法」を実践してしまう女の子の話「あんなこと」。先生を自撮りヌードで誘惑してくる「私の先生」。ここいらあたりが好きかな。
 「秘蜜の関係」の家で飲もうよと誘うところが結構好きな場面。