県立美術館「細川コレクション1:きらめく! 大名道具:細川家の『文』の世界」

 日曜に行った企画展を、やっと処理。脳みその処理能力が落ちまくっているなあ。


 県立美術館の別棟、細川コレクション展示室の展示。細川重賢の関連資料を中心に、絵画、能面、文房具などを約40点展示。宝暦の改革を行った名君とされる重賢だけど、実務は部下に丸投げで勉強するか、遊んでた感じはあるなあ。重賢所用とされる文机から出てきた博物学の写生図とか、書が展示。儒教の輪読やって、博物学の図譜とか作ったり、鷹狩やったり、能を演じたり。リア充感は強いなあ。それほどお金のかからない娯楽なのかもしれないけど。
 代によっては、絵画のコレクションに熱中したり。能は、藤孝のころから、熱心にやっているよなあ。文房具類、蒔絵が施された豪華なものだが、あまり使用痕はないように見える。こういうの、どういうときに持ち出して使われたのだろうか。儀式用?


 個人的には、福田大華の絵画、孔雀図や花鳥図が気に入ったかな。
 あと、時習館で使われた太鼓類も印象深い。わざわざ注文して、購入したのか。装飾が手がかかっている感じ。打面にも装飾が施されているが、撥でたたく部分だけ剥離している。