「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」 #7~#12 振り返り上映会 - 2019/10/01 20:30開始 - ニコニコ生放送

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 振り返り放送、後半戦は魔眼蒐集列車編。
 イスカンダルの聖遺物を取り戻すべく、グレイ、カウレスを伴って、魔眼蒐集列車に乗り込むロード・エルメロイ2世。そこに、次々と、事件が襲いかかる。オルガマリー・アニムスフィアの家庭教師トリシャ・フェローズの殺害。手紙の指定に従って列車最後尾で待っていたら、英霊ヘファイスティオンが召喚され、それとの戦闘、ロードの負傷。で、ロードが寝込んでいる間に、アインナッシュの仔に列車が突入し動けなくなる。カラボー神父、イヴェット、メルヴィン、グレイで霊脈の復活を試みる。ヘファイスティオンとグレイの再度の戦闘。
 グレイたちが列車を離れている間に、オルガマリーがトリシャさんの切断された頸を発見。それを契機に、化野菱理の冤罪劇場開幕。カラボー神父の魔眼によって、7年前の連続殺人も、トリシャ殺害も、可能であることが明らかにされる。そして、そこに現れたロード・エルメロイ2世が異議を唱えたところで、魔眼蒐集列車の支配人代理登場。カラボー神父の魔眼摘出が行われる。
 で、いろいろと根回しの時間のあと、いよいよ魔眼のオークション開始。カラボー神父の魔眼「泡影の魔眼」の競りは、多数の参加者が出て過熱。ロード・エルメロイ2世も、手をぷるぷるさせながら参加。これは、時間稼ぎのためで、隠れて参加していた黒幕ドクター・ハートレスの正体暴きから、ラストバトルへ。ロンゴミニアドの起動シーンが熱い。
 この放送には含まれていない、最終回13話は、エピローグ的な位置づけで、日常の戻っていく話。それとともに、ロード・エルメロイ2世は、単純にライダーの強さを証明したいという思い入れに過ぎない聖杯戦争への参戦を諦め、イスカンダルがらみの陰謀を企んでいるとみられるドクター・ハートレスとの対決を優先する決意をグレイに打ち明ける。イスカンダルを汚すことが絶対にまかりならん主義か。


 しかし、序盤の魔眼蒐集列車酔いしたグレイを介抱したり、アインナッシュの仔退治に積極的に貢献したり、最後の戦いでグレイにアドバイスしたり。カラボー神父いい人だなあ。それだけに…
 あとは、自称愛人でスパイのイヴェット・L・レーマンが、騒がしかわいい。
 背中に鬼神が宿ってるルヴィアさんとか。背筋、すげー発達しているな。お風呂シーンがどうでも良くなる、筋肉はマッソー。


 ドクター・ハートレスの目論見は、魔眼蒐集列車とアインナッシュの仔を接近させて、疑似聖杯を作れるだけの歪みを作り出し、聖杯戦争を生き延びたマスターであるロード・エルメロイ2世自身を触媒にして、英霊を召喚する実験を行うこと。トリシャの殺害は、目撃者潰し。しかし、時系列的には、ヘファイスティオンの出現が少し早すぎるような気がするけど。二人を呼び出した時点で、両者は十分接近していたということなのかなあ。そして、最大の目論見は、この時点で成就していた、と。
 ロード自身が触媒として使われるというのは、5話のマーベリー工房で妖精を呼び出すためにライネスを触媒に使ったこととつながるな。あるいは、獅子吼が指摘した「死者に引き寄せられる」とか、6話のルヴィアのセリフ「先に進むためには、大切なものだろうと捨てないといけない時があります」といった、いろいろな要素が前半と後半を接合しているな。
 この時点で、グルドア・ダヴェナントやコドリントン家へのスポンサードやアニムスフィアとの情報収集など、ドクター・ハートレスは精力的に動いているのだよなあ。魔眼蒐集列車でドクター・ハートレスに気づいたロード・エルメロイ2世は、どうしても後追いになりそう。


 裏主人公は、オルガマリー・アニムスフィアだよなあ。
 肩肘張って、虚勢丸見えのお子様が、保護者の喪失から、自分の出来ることを一歩一歩踏み固めていくことを考える。怒ったときは怒っていい、か。ウィキペディアを見ると、設定年齢は11歳だけど、そうは見えないキャラデザインだなあ。設定が小説から改変されている?
 彼女の父親は、冬木の聖杯を調べ、それが歪んでいて自分の望みを叶えられないという結論に打ち当たり、絶望する。これ、FGOカルデアを設立する準備に失敗したってことなのかねえ。
 悲願が叶えられなくて絶望するのは分かるけど、なんで、オルガマリーまで「捨てる」必要があったのだろうか。そもそも、娘だけではなく、世界全体に背を向けているということなのかなあ。ここいらは、原作小説を読んだら、なんか書いてあるのかな。


 そういえば、本物のカウレス君、どうなっていたんだろう。スヴィンに助けてもらったってことは、どこか、迷宮的な場所に放り込まれていたのかな。
 「泡影の魔眼」のオークション、時間稼ぎに値段をつり上げた側面もあるけど、4億ドルって、F-35が4機変えちゃう値段なんだよね。あるいは、小型の戦闘艦が買えそう。とんでもないなあ。イヴェットが競り落とした魔眼が、4000万ドルだっけ、こっちも戦車が複数買える値段だし。


 以下、ライネスさん表情集。ロード・エルメロイ2世に電話をガチャ切りされたときの表情が、一番良いなあ。



 他は、今回、お留守番がメインだっただけに、少なめ。そういえば、裏でずいぶん暗躍していたようだけど、どこまで知らされていたのだろうか。