ロード・エルメロイII世の事件簿 4 「case.魔眼蒐集列車(上)」 (角川文庫)
- 作者: 三田誠,坂本みねぢ,TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/07/24
- メディア: 文庫
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現代魔術科の金庫に保管されていたイスカンダルの聖遺物が、何者かに盗まれ、魔眼蒐集列車への招待状が代わりに置かれていた。捨て置けるわけもなく、ロード・エルメロイ2世とグレイは、志願してきたエルメロイ教室の生徒カウレスを伴って、危地に乗り込むこととなる。
そこには、再登場の化野菱理やジャンマリオ・スピネッラ、イヴェット・レーマンといった海千山千、オルガマリー・アニムスフィアとその家庭教師トリシャ・フェローズ、聖堂教会のカラボー・フランプトンといった人物が乗り込んでいて。
休憩中の魔眼蒐集列車で、殺人が発生。トリシャ・フェローズが頸をはねられる。未来視、過去視、両方の魔眼でも捉えられない殺害方法の謎。
さらに、謎の盗難犯人の指示通りに、列車の最後尾で待っていたところ、聖杯でしか召喚できないはずの英霊、イスカンダルの側近ヘファイスティオンが突如出現。彼女との交戦で、ロード・エルメロイ2世は重傷を負う。
追い打ちをかけるように、アインナッシュの仔に引き寄せられ、魔眼蒐集列車はその固有結界の中に突入。立ち往生してしまう。ケガを負って生命力の低下しているロードには、非常に危険な状態で、取り残されることに。
アニメでは最初から出ている、メルヴィンやカウレス、イヴェットあたり、ここまで来ないと登場しないのか。エルメロイ教室に焦点が当たるのがここらあたりだから、しょうがないのかね。
しかし、魔眼蒐集列車、最初はとある死徒が自分の魔眼コレクションを自慢する鉄道だったのか。悪趣味だなあ。それを蒼崎橙子とその使い魔に襲撃されて、自分での経営をやめて、その当時のまま、オークションだけが維持されている状況、と。