タール火山噴火

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 いや、山体が猛烈に膨脹しているというのが恐ろしい。カルデラ噴火の前兆という可能性もあるわけで。どうなるのか、固唾をのんでしまう。
 逆に言えば、九州のいくつもあるカルデラ火山が、破局噴火を起こしても、その前兆をきっちり捉えるのは困難であるということだよなあ。意外と急に動いたり、スパッと止まってしまう。南海トラフ地震の予測が難しいように、大規模噴火の予測も、ノイズにまみれて、難しい。
 カルデラ破局噴火の範囲内の原発を止めて、燃料棒を運び出すような時間の余裕はないと考えるべきだろうな。地味な予兆が出てきた程度では、経済的に大きな損失を生む原発の停止を決断できないだろう。あれ、どの程度時間がかかるのだろうか。年単位のオーダーっぽいけど。
 私自身、阿蘇破局噴火の予兆があったら、沖縄方面に逃げようと思っているのだけど、その決断、できるかなあ。資金的な限界もあるしなあ。本当の大災害の時には、逃げようがないというのが、現実なんだろうなあ。


 後者は、フィリピンの火山省庁が出した、山腹での亀裂の地図。
 コレ見ると、巨大噴火の危険性もだけど、カルデラ壁の南西辺縁部が切れて、阿蘇のような水のないカルデラが出現するようなカタストロフもあり得るのではなかろうか。サンニコラス・アゴンチッロ境界から、写真8の地域まで一直線に亀裂が入っているのが不気味。そして、それらが一気に流れたときに、Balayan Bay沿岸地域にどれだけの被害が出るのだろうか。
 意外とゆっくりしたプロセスだったりするのだろうか。