ふじはん『不老不死少女の苗床旅行記 1』

 なんか、思わず買ってしまった。
 残念な天才魔導士が、あちこちでモンスターと繁殖して、やたらと強力なモンスターを生産するお話。妙な好奇心を持つ主人公のプルートさん。大図書館の書籍を読み尽くして、禁書庫に案内され、そこで、モンスターがどう、人間の体を使って繁殖するかを書いた本を見つけて、苗床になりたいと言い出す。複数の種類と体験できるようにと不老不死と肉体の維持の魔術を開発、実行し、いざやるぞと旅立つ。才能の無駄遣い


 とりあえず、この巻は触手生物ローパー、スライム、スティングホーネットの三種類と繁殖。この後、原作ではダアトホッグ、ゴブリン、サキュバスで連載が止まっているけど、スティングホーネットの回からはオリジナルキャラが出てきたり、経過が違っていたりと、オリジナル展開になっていきそう。
 原作では、作中時間で二年ほどたっているけど、マンガ版ではそのあたりの時間経過があまり詳しくないな。とはいえ、ローバーと一年繁殖しまくったのは明記してあるか。
 触手生物と触手姦に、スライムが体内で増殖して、蜂に産卵管を突っ込まれて托卵と、なかなかのバラエティ。しかし、リアルに考えると、お腹の中で育つ時間が必要だから、苗床って意外と暇なんじゃなかろうか…