いろいろと物を動かす必要があって、取りやすい所まで出て来たので、久しぶりに手に取る。
ふと、過去の感想を検索して、アニメ版にごちゃごちゃ愚痴っていたのを思い出したので、続きは、アニメを見直してからにするか、迷い中。
世界が混沌にあふれた時代。聖印(クレスト)と魔法によって、人々は生きながらえていた。
そんな中、クレストの統合が進み、混沌の時代に終止符を打つ、皇帝聖印の出現が目前に迫ったところで、その中核である大公二人が悪魔に殺され、一転、戦乱の時代に突入していく。
そんな不穏な情勢の中、若手のホープにして、権力のために争う「君主」を嫌う魔法師シルーカは、若い女性魔法師ばかりと契約する「好色伯」ヴィラールとの不本意な契約を強いられる。
任地へ向かう途中、敵対陣営に襲撃されたところに介入してきた流浪の君主。独自に混沌核から聖印を創造し、故郷の村を暴君から救いたいと願うテオと出会ったシルーカは、強引に彼と契約を結ぶ。
それが、戦乱の引き金となって…
襲ってきた君主を返り討ちにし、またたく間に周辺の君主を従えたテオは、領民や周囲の独立君主を信服させ、セーヴィス王を打ち破る。
しかる後、セーヴィス王の属する陣営、大工房同盟に、寝返りを申し出る。十分に成算のあった策は、しかし拒絶されてしまう。
さらに、アルトゥーク伯ヴィラールからの支援も拒絶されたテオたちは、孤立無援のなか、大工房同盟の盟主ヴァルドリンドの誇る重装騎士団と対決することとなる。
激戦を繰り広げ、玉砕間際となったところで、テオたちも囮に使ったヴィラールが本陣を襲撃。辛くも勝ちを拾うこととなる。
代わりに、シルーカは伯爵と契約することとなり、テオも今まで積み上げてきた聖印を捨て、シルーカに付いていくこととなる。
いや、シルーカさんの暴れっぷりがすごい。一方で、策に溺れまくっているのがご愛嬌というか。