アメリカ元副大統領が告発する「地球瀕死の症例」(情報元:セキュリティホール memoさん)

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/bookreview/17/index.htmlゴア前副大統領の『不都合な真実』の書籍版書評。
この書評を読んで、読んでみようかという気になったが、本の値段が高い。この値段だと、もっと優先順位が高いのがいくらでもあるな… 図書館に入るのを待つか。
割合まともな本だそうで、アル・ゴアやるな。


評者の松浦氏のバイアスがかかっているかもしれないが(そして私も)、

それにしても、ゴアがもしも大統領になっていたら、米国の政治はどう変わっただろうかと考えてしまう。その考え自体、ゴアの手中で踊らされているということなのかも知れないが、少なくともブッシュ現大統領に、これだけの本をまとめる力量があるかどうか、わたしが見た限りでは疑問だ。

ゴアに勝利したブッシュ大統領は、基本的にエネルギー浪費型経済を維持する政策を採用し、温室効果ガス排出削減を定めた京都議定書への署名を拒否した。世界で最も大量に温室効果ガスを排出している米国が、排出削減に否定的な態度を取ったことの影響は決して小さくない。

 2000年の大統領選挙でゴアがブッシュに敗北したことによって全人類が被った損失は、わたしたちが想像する以上に大きいのかも知れない。

全く同意。当時、何でゴアが大統領になれなかったのかと、アメリカ人の見識を疑ったものなあ。


この日経BPSAFETY JAPANというサイトはなかなかいい。
面白そうなコラムが充実している。問題は充実しすぎていて、読む時間がなさそうなことかも。
松浦晋也氏の書評は、他のも興味深い。 「福知山線5418M 一両目の真実」 「ドリームボックス ― 殺されてゆくペットたち」 など書評そのものが魅力的であり、かつ紹介された本を読んでみたい気にさせる。