オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(1) | WIRED VISION

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 興味深い。ある程度価格競争力がついてこれば、石油の地政学的問題点がずいぶん解消されるだろうな。まあ、土地が広い方が有利という点では、日本にとっては限界があるのだろうけど。下水の有機物を利用する場合は、人口密度が高い社会が有利ではあるが。
 こういう生物由来の炭化水素が実用化されば、石油の枯渇問題にはある程度対応出来ることになるが、その場合も温室効果ガスの排出と気候変動問題は相変わらず残るな。無尽蔵に使えるわけではないだろう。地球上の資源と気候というボトルネックは相変わらず残ることになるのではないか。水や土地をめぐって、食料生産と食い合いする問題も解決されないような。
 あと、大半の藻類がトリグリセリド(中性脂肪)を生産し、内燃機関には使えないという話だが、こちらもタービン発電の燃料なんかには使えるのではないだろうか。