風力発電の設置基準の策定

http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2007/06/post_63b6.html

堺屋太一氏が書いていたのだと思うのですが「日本の行政はすべてが供給側だけをやっている」というがありました。
(中略)
そんな観点で、風力発電について考えると、とりあえず騒音問題とか倒壊事故問題、メンテナンス問題など地域社会との関係を整備しないで、技術基準を決めてもまずいでしょう。
つまりはこの問題は供給者だけの視点からではどうしても問題が残るだろう、と見るべきだと思うのです。
なんで行政が供給をコントロールすればすべてがうまく行くように考えて実行してきたのか?は、昭和30年頃から現実化した「国土の集中利用」で色々な団地を造って、その地域では他の事を考えないでもよい、やったからだと思います。

なんというか、現在の日本の制度・制度運用者に、地域や個人とのの利害調整機能あるいは経路、認識が非常に弱いと感じる。もともとは、村や町、業界団体を、自民党経由で調整していたのだろうけど、もはやそのような機能は疲弊しきっている。何らかの別経路での、調整手段が必要なのだろうけれど…