- 作者: 瀬田勝哉
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/11
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第一部が開発行為と森林の関係といったところか。仏の荘厳、あるいは神域としての森林と開発行為の軋轢。一部を神域として残すという慣習など。第二部、第三部は信仰と木の関係。奈良の春日山の枯槁とその背後にある春日社の「神話」の関係を解き明かした第二部は特に面白い。第三部は仏像の原材料としての霊木とそれから派生する神話。第四部は松や楠など、名前の中の木の観念。