世界が第二の焚書時代を迎えた6つの理由

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 本って、単純な情報だけが大事なのではなく、物としての側面も重要なんだけどね。書き込みやら、その書物がどう伝来してきたのかなんかも含めて。ここ50年ほどに限れば、性格はまるっきり変わるけど。
 まあ、図書館が蔵書を放出するというのは仕方ないかもしれないが、判断の基準の問題とそれがこっそりやられているというのが問題なんだよな。実務的には、マイクロフィルムの導入による資料の破棄なんかで、以前からある問題なんだろうし、結構、思い入れがない人はホイホイ捨てるのだが。捨てられた書物が、それに価値を認める人のところに行くようになっていれば、ある程度仕方のない問題ということもできるのだが。
 あとは、スペースの問題とか、オンラインの学術雑誌の問題なんかにも言及されている。日本でも実際どこもスペースに苦しんでいるし、学術雑誌の高騰には苦しんでいるわけだが。
 しかし、電子書籍にしろ、マイクロフィルムにしろ、保存性という観点からは紙に劣っているという問題が。マイクロフィルムなんか、ちょっといい加減に放置すれば、あっという間に酢酸の匂いだし、電子書籍は鯖が死ねばあっというまにお陀仏だし。それに比べると、紙はある程度の環境が整えられれば1000年以上保存できるわけで。