「明治二十年問題」をめぐって/鎌田2:活字再考

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 こちらは活字の話。和本の連綿体に慣れた人には、活字の書物は非常に読みにくかったであろうこと。活字に最適化されたコンテンツが出現して、初めて活字本を買う気になったであろうという指摘が興味深い。あと、活字の権威性とか。
 これも、電子書籍とのアナロジーになりそうだな。今のところ、電子書籍の形態に最適化したコンテンツは出ていないような気がする。現在の冊子の本は、やはり冊子の方が読みやすいし、内容も容器に影響されていると思う。そう考えると、これから出現する「電子書籍」はどんなものになるのだろうな。


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