「書物における明治二十年問題」をめぐって/鎌田

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 欧米の書物の流通を見ても、20世紀に入ってからのタイトル数の激増やそれに伴う本の「価値」の低下は顕著だと思うけど。日本でも、出版タイトル数は、高度成長期あたりに激増しているはず。「電子書籍」の出現も、そういった文字情報の爆発といった20世紀後半以降のトレンドの延長線上にあるように思える。確かに、担い手は大きく変わるんだろうけど。
 あと、アマゾンが「本に対する意識を共有」する「江戸的出版システム」とはまた違うような気がする。正直、コミュニティ性は欠いていると思うのだが。