平等性とチャリティー、あるいは寛容さ|ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

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 グラフを見ると、全般的にアングロ系の国でチャリティへの寄付金額が高い傾向があるような。つまるところ、英米の「文化」ということができるのではないだろうか。フランスあたりもそれほど高くないことを考えると、北西ヨーロッパの文化って感じはする。
 特に英米系の寄附文化に関して言えば、あれは一種の奢侈であるということを重視すべきだと思う。財産をそういう形で蕩尽することによって、権威・威信を購入している。そう考えると、日本で寄附文化が低調なのは、社会的ステイタスや威信といったものが機能しない、あるいは、威信をそういう形で購入する必要がないという側面があるのではなかろうか。