逢空万太『這いよれ！ニャル子さん 7』

這いよれ! ニャル子さん 7 (GA文庫)

　この巻は短編集。雑誌なんかに掲載した場合は、初出を書いといて欲しいな。
　ここ数巻、無茶な伏線で強引に解決って、メタな手法が定着しているな。一番しょうもないエピソードを、強引に伏線に持ってくる。それはそれで、考えるのが大変そうだけど。あと、タイトルも含めて、ネタまみれだな。
　真尋が風邪をひいた時のエピソードや「地球の神々」が赴任してくる直前の幻夢郷の話、玉緒が主人公の話、みんなでプールに行く話、ミ＝ゴの地球侵略とニャル子の風邪の話、で、最後がシャンタッ君擬人化と。本当にハーレム状態だな。
　ニャル子たちの実年齢ネタも定着したなあ。二話目の真尋のバーサークモードとか、4話目の真尋母のフォークでお仕置きな話が印象に残る。あと、咳やくしゃみもいちいちネタにしているニャル子って…