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そもそも、図書館をやめてなにに使うかのビジョンが貧困すぎるのが問題なんだよな。
あと、この発言が興味深い。
関係者の話によると、大阪府立中央図書館の利用者のほとんどは東大阪市民。中之島図書館の利用者は大阪市民と大阪府民と大阪府外住民がそれぞれ3分の1ずつらしい。これだけ広域に利用者がいるのは貴重書籍や文化財級の蔵書のお陰ではないか。
逆に言うと、潰してしまうと、大阪市の中心地性の一つを毀損してしまうことになると。年間の入館者数が30万人くらいだから、1年に10万人程度が府外から中之島にやってきていると。そういう図書館は、他にはほとんどないだろう。
ささやかではあるけど、大阪市の中心部に知識を得にくるという「都市機能」が失われ、それだけ大阪市の「厚み」が失われるってことなんだよな。そして、ここが失われたら、大阪市の知識関係の世界での存在感は消滅するだろうな。
