ショッピングモールが商店街を潰したというのはウソ?「地方」の真相を読み解くための1冊 | オールナイトニッポン Gold Club

http://anngc.jp/archives/4800
 メモ。後で読む。
 最初のまくらの話が、本の紹介といまいち繋がっていない感じが。浜松では駅前の衰退とショッピングモールの進出には時間差があり、ショッピングモールの出現は駅前の衰退の結果だという指摘。このあたり、地域によって違いがありそうだけど。新雅史『商店街はなぜ滅びるのか:社会・政治・経済史から探る再生の道』では、大規模な国道バイパスの建設と地域の自律性の喪失を中間に置いているけど。
 後半は『「豊かな地域」はどこがちがうのか』の紹介。年齢別の人口の動態や産業人口分類といった人口統計データを駆使しての議論のようだ。しかし、銚子なんか歴史的に見れば、漁業頼りって感じではなかったのではなかろうか。
 あと、さまざまな産業をある地域がセットで持とうとする努力ってのは、新自由主義的な経済政策と対立すると思う。


関連:浜松の「都市計画」
 駅前に「外資」の大規模店舗を誘致する方法が問題だったのではという話。駅前にデパートが進出した時点で「商店街」は壊滅状態だったと。上の記事は「駅前」と「商店街」を混同していることは確かだよなあ。
 最近、大規模店舗の進出規制よりも、撤退を規制したほうがいいのではないかと思うようになりつつある。長期的な見通しを誤った企業は潰れるようなやり方。