空襲の記憶を「つないでいく」ということ――日本とドイツにおける慰霊・記念碑から映像作品まで | SYNODOS -シノドス-

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 ドイツと日本の「空襲の記憶」の残され方、語られ方の違い。
 日本では、空襲に関連する公的なモニュメントって少ないような気がするな。熊本でも、空襲のモニュメントはライオンズクラブが建てたものだし。姫路市に「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」が存在して、毎年追悼式が行われているということ自体を知らなかった。
 後は、死者の水増しの問題。そして、一人一人の犠牲者を明らかにしようとする運動や空襲という事態に際して浮かび上がってくる差別。そして、保障の問題。ドイツでは民間人に対しても補償が行われているのに対し、日本では軍人と民間人で戦後補償に格差がある状況。まあ、日本に関しては、戦後補償はあちこち無視しまくっているよなあ。民間籍の商船にかんしても、大量に撃沈されているのに、補償しなかったりしているし。外地の軍人軍属に対しても同様に。