- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2008/10/07
- メディア: コミック
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今回は温泉の宣伝ポスターで仲間と協力して高めあうことの大事さを体感したり、温泉地の特集のスポット選定から現地取材までを任されたり。徐々に仕事がステップアップしていっている感が。編集側が晴れの写真を欲しがっていたのに、雨が降る。そこで、機転をきかせて、雨にけぶる町並みを背景に浴衣と和傘で相合傘の写真を持ってきたところは印象的だったな。
で、徐々にステップアップしてきたところで、前職の商社時代の後輩が努力して、倒産後に先輩から新会社の事務に誘われていたこと。退屈と思っていた商社勤務でも、努力すべき時期を無駄にしたことに気づかせる。持ち上げて落とす構成がいいな。まあ、落とすといっても、ソフトにしてあるが。まあ、周囲の人々がみんな大人で有能で、主人公たち穀物トリオの成長を見守っているというのが、最大のファンタジーだよな。
あと、セクハラモード大島対絡み酒美苑の対決も笑った。
この巻から『恋愛ラボ』とのクロスオーバー開始。スズとリコが登場。『恋愛ラボ』ではキリッとしているリコがなんか幼く見えるのが、美苑たち成人の視点を反映しているようで、なかなか。恋愛研究の書類が「好きな男子になにをプレゼントするのがよいか」だから、『恋愛ラボ』2巻の放送室ジャックのあたりか。作品内の時間は、おおよそ同時並行なんだな。