貞明皇后歌碑

 ハンセン病患者の救護に尽力したハンナ・リデルとエダ・ライトの二人を顕彰した一群の石碑の一つ。戦前に、大正天皇の皇后が詠んだ歌を石碑としたもの。旧回春病院の敷地に存在する老人福祉施設リデルライトホームの建物の東側の斜面に建っている。
 こういう石碑の存在は、天皇公認ということで権威をもったのかな。





石碑正面

太后宮御歌
 つれづれの友となりてもなぐさめよ
 ゆくこと難き我にかわりて
     皇太后宮大夫子爵入江為守謹書



下解説板

太后宮御歌


つれづれの友となりてもなぐさめよ
ゆくこと難き我にかはりて
    皇太后太夫 子爵入江為守謹書


昭和7年11月10日の御歌会において貞明皇后
ハンセン病患者を慰めるために読まれたものです。
昭和12年4月27日付で楓苗下賜書状が
エダ・ハンナ・ライトに送られ
同年11月10日これを記念して建立されました。
          リデル、ライト 両女史顕彰会