新聞のイベント欄で見かけて、飛び入り参加。熊本学園大を中心に、大江の第六師団関係の戦争遺跡を見学。学園大第二体育館(旧第十三連隊食堂・酒保)→熊大総合グラウンド正門(工兵第六連隊営門)→歩兵第十三連隊営門→白川中学校正門(旧野砲兵第六連隊営門)→「野砲兵第六連隊之跡」碑の順番で、およそ1時間半くらいかな。
やはり、学園大の第二体育館が目玉かな。学園大の奥まったところにあって、学外の人間が接触するのは難しそうだし、個人では中に入るのは難しい。今回は団体に引っ付いて、内部の見学もできた。あと、歩兵十三連隊の営門は有名だったが、他にも、学校施設の正門に軍隊の門が再利用されているのが興味深い。場所そのものは移動しているらしいが。各部隊の敷地は土塁で区画されていたという。
熊本学園大学第二体育館
学園大学北端に建っている建物。大正年間に建設された鉄筋コンクリート建築物。中央の部分が旧食堂で、北の突出部が酒保。本来は、南側にも突出部があったそうだが、そちらは撤去されている。この時代の建物で、今も残っているのは意外と少ないのではないだろうか。細かいところの装飾に手が込んでいるのがおもしろい。内部は少々、暗くて、天井が低いように感じるが。実際に使う側としては雨漏りとかがあって困っているそうだが、大事にして欲しい建物。他には、関連の建物は全部撤去されてしまったそうだ。
軒下のギザギザとか、出入り口の装飾とか、付属棟の出入り口がかまぼこ型だったりと、細かいところでわりと装飾に手が込んでいるのがおもしろい。