ぶらぱ『G'sあんだ〜ぐらうんど 1-2』

 四コマ。再読。風邪のときには楽でよい。
 エロゲーをたしなむ女子高生が、学校で無茶苦茶する話。いくらロリかわいい子でも、学校で、「処女じゃなかったんだよー」とか大声で叫ぶのはどうだろうとしか。エロゲの物語の枠組みで、ヒロインが非処女というのは、物語の説得力として問題ありだとは思う。しかし、大声で叫ぶのはなあ。でも、女子高生なら嫌だねwですむのかもな。男だったら、消えてくれ以外の反応できないしな。あと、高校生が18禁ゲームをやるのはどうなのだろうか。親公認ならいいのか。
 女子高生がコテコテのオタクな言動をするところが、この作品のおもしろがるところなのだろうけど。
 あと、共学校なのに、登場人物が百合キャラばかりなのもすごいな。男は背景にしかならねえ。ナデコが女子から告白されたり、萌が先輩に恋心を抱いたり。「乙女心研究部」という閉鎖空間を得て、エロゲ大好き女子高生の天国が出現。先生が、学校でエロゲを寛容に見ていたり、生活指導の先生が限定版を貸すことを条件に18禁物件の持込を見逃したり。この学校腐ってやがる。だがそれがいい
 とりあえず、女子高校生がエロゲをやって、それを大声で話しまくるという、倒錯した感覚が楽しい一作。あくまで染まることを拒否する萌さんがいてこそって作品でもあるけど。ツッコミ役は心労が絶えない。まあ、だんだんと染まっていっている感濃厚だったわけで、掲載誌の消滅で2巻で終わってしまったわけだが、これって長く続けたら、どういう方向に進んだんだろうな。


 あと、高校生でエロゲやら特典入手とか、金持ちだね。