川口士『漂う書庫のヴェルテ・テラ』

漂う書庫のヴェルテ・テラ (富士見ファンタジア文庫)

漂う書庫のヴェルテ・テラ (富士見ファンタジア文庫)

 今はなき、下通りダイエー喜久屋書店で購入したもの。そのあと、続巻は返品されてしまったようで、これからあとは古本屋で探すしかないな。
 星々の力が降り注ぐ世界。外法星導士の主人公ジグウォルは、本に目がない男。精霊「万巻の書」であるレジィナとともに、である各地で本を集めつつ、星導士によって作られた国家「聖堂」に打撃を与える手段を探していた。
 最初の星導士が書いた「五賢七書」の情報を得て迷宮の探査に赴く途中で、「聖堂」の陰謀に巻き込まれる。最初にバトルシーン、で中盤に日常シーン、最後にまた冒険とバトルと言う構成は手堅いな。ジグウォルの性格や生い立ちも、自然な形で説明されているし。
 とりあえず、焚書とかやる国家とか、滅ぼされるしかないな。