『廃城をゆく 2』

廃城をゆく 2 (イカロス・ムック)

廃城をゆく 2 (イカロス・ムック)

 イカロスMook、11冊目。廃城本の2冊目。今回は、全国のお城紹介。東北・関東、北陸・甲信越・東海、近畿、中国・四国・本州に分けて紹介。分け方がすごいな。あとは、初心者向けに、武田氏の躑躅ヶ崎館、要害山城、熊城をめぐって、どこに注目すべきかを紹介するページが最初に、後ろには、テーマ別廃城ツアーが付けられている。
 熊本からは、佐敷城が紹介。そういえば行ったことないな。佐敷は遠いし。なにやら、石垣が見事らしい。本書に紹介されている城、石垣が使われている城が多いのも印象的。
 本書収録の城では、巨石を石垣に取り込んだ岐阜県中津川市の苗木城、岩山の上に築かれ武田勝頼自刃の原因ともなった山梨県大月市の岩殿城が印象的。あとは、古代山城の鬼ノ城、大野城もいいな。山の上部をぐるっと囲んでしまう壮大さが良い。熊本には、鞠智城があるけど、石垣遺構は検出されてないんだっけ。