『世界の艦船』2015/11特大号、No.825

世界の艦船 2015年 11 月号 [雑誌]

世界の艦船 2015年 11 月号 [雑誌]

 今号は、恒例の「空母特集」。しか、編集する側も完全にネタ切れになっているな。ここ何年か、新しいトピックがない中で、惰性で空母特集を組んでいる感じだな。正直、アメリカのフォードとイギリスのクイーン・エリザベスが就役して、なんらかの結果が出てくるまで、空母特集はいらないんじゃないか。
 とりあえず、岡部いさくの「現代空母のメカニズム」目当てで購入。蒸気カタパルトの仕組みが興味深い。シリンダーの上面は開いていて、ここでピストンとカタパルトのシャトルが結合する。蒸気が漏れないように、開口部は軟鉄製のカバーが付いていて、シャトルが前進するときは押し開かれ、通過すると閉じるようになっていると。そりゃ、技術的に難しいわ。工作技術とノウハウが物を言いそう。容積節約のためなんだろうけど、ピストンの前方で押す形式はだめなのだろうか。
 着艦拘束装置も、なかなか複雑なものなのだそうだ。つーか、アメリカの最近の「新技術」って、なんか開発が遅延したり、微妙だな。


 「巡視船武装の歩み」も興味深い。