世界史・西洋史関係Togetter

国や王、皇帝の系譜や格式をめぐる継承、称号、正統性…に関する色々な話。 - Togetterまとめ

 自他共に認める「皇帝」の名跡といえば、中華皇帝・モンゴルの大ハーン位・カリフ位・ローマ皇帝くらいかな。あとは、ローマ皇帝位から派生して、ローマ教会が任命する「ローマ皇帝位」くらいか。どれも、消滅して久しいけど。
 さらに、モンゴルの大ハーン位とムスリムのカリフ位は、チンギス・ハンとムハンマドの子孫だから、血統で制限されるな。
 オリエントでは、「アレクサンドロスの遺産」が大きいと。そのアレクサンドロスも、ペルシア帝国というインフラが存在してこそで、ペルシアもメソポタミアの先行する諸王権を下敷きにしていると。中東地域でのアレクサンドロスの歴史記述ってのも、興味深いテーマだな。

イギリス料理はなぜまずくなったか - Togetterまとめ

 一つには、独自の宮廷文化の形成ができなかったことが大きいんだろうな。フランスやイタリアのようなブランドの構築ができなかった。その上で、ブリテン島では、エンクロージャーによる地域コミュニティの破壊が大陸より激しく進んだ。
 あとは冷涼な気候による植生の貧しさとか、プロテスタントの文化なんかの影響もありそう。贅沢は敵だってのは、北ドイツなんかにもあるんだよな。で、ウィーンの美食を非難する。
 まあ、そもそも、前近代の、庶民の日常食なんて、どこもたいしたことはない。日本だって、雑穀ご飯に味噌汁に、漬物だし。

フランスで国家統一のために作られた?虚構?レジスタンス神話とその見直し - Togetterまとめ

 まあ、どこもいろいろと紆余曲折があって、一筋縄ではいかないと。
 アルジェリア問題や第二次世界大戦時の国内の殺し合いなど、大きな亀裂がある。

ルネサンス時代のお菓子会 in 四谷 - Togetterまとめ

 16-7世紀だと、砂糖の供給が増える過渡期って感じかな。だとすると、甘さは控えめ、果物の甘さなどを利用するものになるのだろうか。
 一方で、砂糖が貴重品だった中世には、上流階級の料理には、これでもかって程砂糖が入れられたりしたわけだが。

大英博物館にある黄金のルーンの指輪について - Togetterまとめ

 ルーンは読めても、それが何を意味しているのかは理解できていないと。逆に、魔法の指輪っぽいなあ。回復の指輪か。
 こういう短い文章は、逆に解読が難しそうだよなあ。

記憶を頼りに書いたかい摘んだポル史 - Togetterまとめ

 ポルトガルの東洋進出の話。
 まあ、ポルトガルとオランダの差って、結局は投入できる資本の差だと思う。あと、結局、東洋から持って帰ったものは、オランダやベルギーの市場で売却していたわけだから、商売のノウハウも雲泥の差があったんだろうな。
 そもそも、東洋まで行って、しかも、それなりの期間生き残ったヨーロッパ人が少数派だからなあ。よっぽど弱体な戦力相手じゃないと、戦いにもならない。インドでも、まともな諸侯と戦争すると、相当苦しかったわけだし。


 あとは、ポルトガル王室のブラジル移転とか。まあ、ナポレオン戦争のころになると、本国は見る影もなくって感じだろうしな。ブラジルの方がよっぽど豊かだったのは確かだろう。


 文献のリンクも。

クロスボウや銃の発達は、市民革命に影響したか?の議論〜弩の歴史や「物語の中の弩や銃」も - Togetterまとめ

 むしろ、歩兵の役割が増大して、増大した兵力をまかなうために、近代的官僚制や国家財政制度が整備された側面の方が強い。
 しかし、この手の「革命」だの、「平民」だのという用語は、括りがでかすぎてなあ。弩や銃が、「何を倒したか」もうちっと具体的に論じないと水掛け論に。


 数百人単位の血縁・地縁小集団が動員される荘園制の時代以降の戦争では、弩は維持できない兵器だったんだろうな。戦国期になれば、弩を生産維持できる程度に組織化された軍隊が出現するけど、その時には銃というもっと便利な兵器が存在した。
 あと、ヨーロッパで弓が少ないのは、狩猟が禁止されていたせいもあるんじゃないかね。