山本弘『ゴーストハンター:パラケルススの魔剣:謀略の鉤十字』

 「ゴーストハンター」シリーズ、第二作。
 前作から5年後。モーガンたちは、イギリスの富豪フィリップ・A・スミス氏に、「ヨーロッパに迫る災厄」の調査を依頼され、ドイツへ。ナチス党がらみのオカルト組織を訪ねるうちに、ナチスと人獣たちの暗闘に巻き込まれ、トランシルヴァニアの人獣たちの本拠へ行くことに。
 やはり、ヨーロッパでそういう存在の本拠地と言えば、トランシルヴァニアなのかね。先日読んだ、田中芳樹『カルパチア綺想曲』と舞台が近接しているな。