「震災の記憶と復興エール」展と「熊本地震・東日本大震災報告写真展」

 今年最後の花見に出撃。
 昨日、今日あたり、風が強くて、辛うじて残っていた桜も一気に散りつつある。おかげで、桜吹雪が見事だった。
 つーか、風で揺れ動いて、ピンボケだらけなのだが。
 つーか、今日は、油断すると、自転車の進路を軽く曲げられる程度の風が吹いていた。
 あとは、くまもと文学・歴史館の「震災の記憶と復興エール」展と県庁ロビーの「熊本地震東日本大震災報告写真展」を見てくる。


 前者は、肥後国熊本県での災害の記録といろいろな復興えの応援メッセージ。宝永度南海トラフ地震のときの人吉城の被害やそれに伴う城の修復のための幕府とのやり取りが興味深い。あとは、明治熊本地震の公文書や個人の日記類。麦島城や古代の地震関連の記録などが展示。中世がまるごと抜けているのが、アレだな。本当は、発掘調査で液状化の痕跡なんかをチェックして、情報を積みあげておくべきだったんだよな。熊本地震であちこち液状化を起こしていることを考えると、考古学的な発掘で、痕跡が検出できたはずなのだが。本当に、一般的に地震の危険が周知されていなかったのだな。ある程度知っていれば、起きた時点で、あ、あの断層が動いたとわかるレベルで危険度の高い断層だったのだけど。


 後者は、大きく引き伸ばされた写真が、多数展示。破壊の爪あとが。思い出すと、なかなか精神的にきついな。東日本大震災の写真もつらい。そういう瞬間ががっつり撮られているし。