那羽京レン『悦楽のノワール:腰砕け吸血姫の快楽特訓』

 エロラノベ
 とある青年が、吸血鬼の餌食になろうとした。しかし、その青年の血液は魔力に溢れていて、返り討ちになってしまいました。から始まる、美少女吸血姫とのエロストーリー。ノクターンノベルズに掲載された作品を書籍化したためか、エロが小刻みな感じ。元から文庫の作品だと、もっと一回あたりのエロが長いように感じる。まあ、盛りだくさんでいいけど。
 魔力過多で快楽に溺れてしまった吸血姫は、修行としょうして、主人公のそばに残り、えちい行為を繰り返す。だんだんと二人に情が芽生え始めた。そこにライバルの吸血鬼が登場。バトルからピンチ、逆転。で、もう一人吸血姫が増えました。話の筋そのものは、単純。
 ただ、主人公のキャラが全く見えてこないのが気になるかな。完全に受動的でしかないというか。そもそも、ノワールが好きになるシークエンスも見えてこないし。