鶏に乱用の抗生物質、耐性菌の温床と識者が警告 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

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 狂牛病の時も感じたけど、アメリカの畜産業界の闇も深いな。インドを批判できた立場じゃないじゃん。
 成長促進剤として家畜に抗生物質を投与すると、早く太る。しかし、抗生物質によって耐性菌が出現し、それが人間の側に戻ってくる。かなり危険な事態というか、手遅れ感も濃厚。イギリスでは、1971年から規制が始まっている。アメリカでは77年に失敗。しかし、大手の養鶏会社が脱抗生物質を宣言して、抗生物質不使用の動きが広まっていると。結局は、消費者の圧力か。


 これ、業界で自主的な取り組みがすすんでいるだけ、日本よりましだよなあ。日本では、こういう問題でもだんまり。どの程度、使用されているのだろうか。そもそも、データがないって時点で、アメリカより状況はひどいような。
 こういう、公衆衛生の分野、本当にひどいな。


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