「琉球の技 変えずに継承:廃業寸前 本土からの弟子に託す」『朝日新聞』18/5/4

 16世紀から続く「金細工師」かあ。東南アジアのものに近いというのが興味深い。
 お守りであるからこそ、自意識を出さず、そのままの形を受け継がないといけないわけか。琉球舞踊など、伝統装束「琉装」の時に、つけなければならない。銀メッキ製のものが出回るようになって、ますます苦しい、と。

 又吉家の祖先は琉球王に命じられ、中国にわたって金細工の技を習得した。6代目の又吉さんの父は、沖縄戦の最中にも道具を抱えて各地を避難し、歴史を守った。1960年代に民芸運動家の浜田庄司氏や版画家の棟方志功氏らが工房を訪れ、「琉球人にかえれ」と激励されたことをきっかけに再び制作を始めたのだった。

 琉球王の保護を受けた工芸品だったわけか。沖縄戦や近代化の時代を潜り抜けて、生き延びてきた。そして、次代に引き継がれる。


王朝時代の音を今に伝える 金細工またよし - 沖縄B級ポータル - DEEokinawa(でぃーおきなわ)
琉球の伝統を守る金細工で作る 幸せへの願いを込めた結び指輪