皇帝聖印の出現を阻止するため、吸血鬼の王が、テオの廻りに人が少なくなった瞬間を狙って、仕掛けてくる。異世界全体を武器にした吸血鬼の王に苦戦する、という演出なんだろうけど、なんか寒々しい…
原作では、「本体」が目覚めて、それには手を出さないというやり方だったのに対して、アニメでは分身の一体を見逃す。流石に、その演出で「復讐は果たされた」というのは、変。普通に殺しきればよかったはず。そういう中途半端なやり方が、アレ。
あと、テオとシルーカは軍隊を指揮している、ということを、アニメでは描ききれていない。
最終回ということで、吸血鬼の王との決戦、魔法師協会の理念と混沌の時代の終わりに伴い遠い将来の危険、テオ・シルーカとアレクシス・マリーネの二つのカップルの結婚式、混沌儀の浄化、システィナへの隠棲。
10巻分を24話でやるのは、尺が足りなかったな。端折りすぎて、結局、何がなんだか感が。