瀬尾つかさ『聖煉の剣姫と堕ちた竜の帝国 1-2』

 60年ごとに魔王が降臨、人類と竜の連合軍が戦う世界トゥライス・タウ。しかし、60年前には、魔王は降臨せず。さらに、竜族の本拠は謎の崩壊で、ダンジョンと化してしまう。そして、改めて、魔王が降臨する時期。
 魔物が宿る森で、魔物すらも狩る凄腕の狩人として知られていたグレイは、妹のフィーネが破壊活動の容疑で追われていることを知り…


 特定の周期で衛星から侵略者がやってくる。それが、一度、スケジュールをスキップして迎撃態勢が崩壊ってのは、完全に「パーンの竜騎士」が元ネタだよなあ。「堕ちた都市」というイメージは、どこが起源なのだろう。ソードワールドくらいしか知らないけど。


 つーか、主人公グレイのシスコンこじらせっぷりと朴念仁ぶりが、極まってるなあw