- 作者: 有馬
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: コミック
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いよいよ、本領発揮といった感じかな。
初夏から、夏休み、そして、新人戦。イベントが多くて、楽しい。文化祭のステージと出店。夏休みと夏休み明けのテスト。一度、ひなたのエピソードをはさみこんで、新人戦当日。
体操部の出し物を考える過程で迷走しまくる文化祭エピソードが楽しい。無駄に考えすぎて、妙な方向にずれていくってのは、あるある感。とはいえ、そこで土下座ってのが、この作品らしい暴走のしかた。結局は、普通に、技を見せる形に。最終的には、先生のワンマンショーになってしまう。あとは、ななみのクラスの焼きハマグリ屋とか、いちごとひなたのクラスのカジノとか。つーか、扉絵のひなたのバニー姿が、いいです。
文化祭の後は、夏休み。つーか、九州では秋にあるものだけど、北海道だと、文化祭って春にやるものなの?
ここで、ゆかに寝ぼすけ属性がついたな。みんなで集まって宿題を片付けている最中に、居眠りしたあげく、いい笑顔で「ふふっ 私湯豆腐がいいです!!」と叫ぶシーンは、笑った。
あとは、新人戦に向けての練習とか。
で、最後の山に新人戦。ふかしイモばっかりが印象に残るw
うまく技を決めると「ふかしイモ」と。みな、一巻の高体連と比べると、練習の成果が出てきて、それなりに技が決まるように。あと、緊張しいのゆかが、試合でメンタルをコントロールできるようになって、成果を出すように。「パッとしない床演技トリオ」とか、言葉でおかしみを出してくるのもいいなあ。
ラストは、ななみの誕生会。ななみによる逆サプライズが強いw
ひなたの私服姿が何度か出てくるけど、フリフリの服がいいねえ。長身で、スタイルもいいし。ネガティブ思考が、逆に、おとなしげな雰囲気を作り上げる。心配性一家で、マンションに脱出用パラシュート完備とか、彼女のフィールドでは、なかなかの暴走っぷりを見せるのも良い。
全体にななみの有無を言わさぬノリが、物語の基調になっているなあ。リズムよく暴走するのが、楽しい。
このシーンがめちゃくちゃ好き。体操は、体を伸ばして、ピーンとしてみせることが大事と指導されたら、おもちゃの兵隊さん化。とてちてたが好きです。
ところで、このシーンのいちごガール、めちゃくちゃかわいくないですか!?
あと、ストーリーの前半を支配するのが、この表情だと思うw