はりかも『うらら迷路帖 6』

うらら迷路帖 (6) (まんがタイムKRコミックス)

うらら迷路帖 (6) (まんがタイムKRコミックス)

 風雲急を告げる、第六巻。
 いよいよ、千夜の母親の謎に近づく。先が気になって仕方ない。このタイミングで読んで良かった。この引きで、9ヶ月生殺しとか、たまったものじゃない。連載は先日最終回で、最終巻の7巻が来月末刊行。どういう風に解決するのだろうか。


 前半は、八番占に昇格して、自力で店を運営する研修。みんなで、「なつみ屋」を運営することに。佐久隊長の部下二人が、昇進試験を受けて置いてきぼりにされないかと相談に来たり、マツコさんが動かなくなってノノの人見知りが暴走したり。
 佐久隊長の部下、大島と塩沢、うららになろうと家出して、迷路町に忍び込んだところを佐久隊長に捕まったのか。で、そこで励まされて佐久隊長に惚れて、警ら隊に。そういう過去があったのか。
 マツコさんが動かなくなったエピソードもおもしろい。自立を急ぎすぎたノノか。闇落ちしたり、人見知りが暴走して、涙目で「おねえちゃん」とか抱きついてくるとか、凶悪すぎる。みんなで挑戦する人形占いがw


 後半は、千夜の母親の話。千夜の育ての親、セツが訪ねてきたところから始まる、千夜の母親の謎。何も手がかりがなかった千夜の母親探し。それは、セツが教えるべき状況を持っていなかったから。確かに友人だったのに、記憶は失われ行き、書いた記録も黒塗りに。さらに、一番占の不在という話を聞いて、その情報元時江さんの元に。ここで、一番占=千夜の母親がつながり、その記憶が失われていることが明らかに。千夜の千里眼で見た母親の影と臣が自分で見た一番占の姿が重なる。
 で、不穏な影を引きずったまま、二度目の白無垢祭に。遊びに気合い入りまくりの紺さんw
 そして、お練りでくろう登場。千夜はくろうを追いかけ、いつかの丘の上に。そこで、千里眼を発動させ、真実を見て、昏睡状態に。「視えすぎて怖い」か。
 千夜を助けるべく、皆は、臣の夢さぐりの術で千夜の夢にダイブ。そこで、千夜が視ている「神様の正体」、「視てはならぬものを視て」しまうことに。こっからどうなるの。気になる。


 相変わらず、紺さんがかわいいのだが。
 「きつねパンチ」とか、親子で「恥ずかしいでしょ」ハモりとか、かわいすぎる。