江戸時代の石灯籠

 健軍神社の参道にある石灯籠、年紀を見ると、江戸時代に遡るものが四本存在。それだけ、歴史のある神社と言うことだな。苗字があるところを見るに、武士身分の人物が寄進したようだ。

元治元年の石灯籠。

 1964年に奉納された灯籠。写真右側のもの。参道の左右セットで寄進されている。奉納者は、外山清左衛門。
 時代としては、明治維新直前に当たるのだな。


  元治元年甲子年
献燈          外山清左衛門
  卯月吉祥日


元禄十五年の石灯籠

 こちらは、さらに時代を遡って、元禄時代、1702年のもの。年紀の彫りが深いのが興味深い。日付から見るに、もともとは四本セットだったのが、一本失われて、一本は灯明を入れる部分を失っているのかな。
 寄進者は、田中玄意。



  元禄十五壬午年
奉寄進        田中玄意
  七月十五日