こちらは、別棟の細川コレクションの展示。大河にあわせて、明智光秀関係。
光秀の娘、細川ガラシャと忠興の子、忠利、忠隆、興秋。そして、ガラシャの姉妹と結婚した明智秀満の子、三宅藤兵衛。光秀の子孫は二系統が残った。現在の熊本藩主家の家系は、四男立孝の子孫が継いでいるから、明智の血を引くのは、忠隆の子孫長岡内膳家の家系なのか。
一方、光秀の別の娘をめとった明智秀満は、山崎の戦いのあと、坂本城で防戦、自害する。この時、光秀の妻子、自らの妻も殺害するが、息子は難を逃れたのか。その当人である三宅藤兵衛は、細川家に仕えたあと、唐津藩に仕え、天草の富岡城代に取り立てられる。しかし、天草島原の乱で、一揆勢と本渡で戦い、敗死する。
藤兵衛の子、藤右衛門は、忠利とはとこの関係ということで、親族待遇で取り立てられ、明治まで存続する。
光秀の子孫って、けっこう残っているわけだ。
展示は三部構成。第一部は、廃嫡されてしまった忠隆と興秋の2人について。第二部が肥後藩主となった忠利。最後が三宅藤兵衛。それぞれ、文書や遺品を展示する。三宅家文書は、現在は県立美術館が収蔵しているのかな。
