最終巻。卒業式を区切りにするのは、分かりやすい。
今回はレザークラフト体験のエピソードと、熊出現パニックと、狩猟の是非についての話。
革細工、切り抜きにはそれなりに手間がかかりそうだなあ。
いままで、それらしい雰囲気のなかったツキノワグマ登場。鉄砲持ってても、近距離から飛びかかられたら、大けがしそうで怖い。罠に掛かった鹿を食べて、ついでにイノシシ用の箱罠に熊が錯誤捕獲。麻酔をかけて、放獣。学習放獣って、有効なのかなあ。人里に出てくる個体は、奥山から押し出されてきた個体だろうし。
最後は、狩猟に関する議論。まあ、古来、動物の命を奪うことには、罪悪感とか、後ろめたさというのはどうしてもつきまとうもの。供養とか、様々な、罪悪感を薄める仕掛けが歴史的に存在するわけで。むしろ、そういう保護がない現代はきついかもな。
まあ、エネルギー革命で人間が山林から撤退して、その後のニッチに急速に野生動物が進出している状況。かつ、オオカミなどの捕食者を人間が絶滅させてしまった状況では、人間が個体数管理をしないと、どうしようもないんだよな。かわいそうとか言ってる場合ではなく。
放置していれば、そのうち都市中心部に熊が進出してくることになる。
あるいは、鹿が植生を食べ尽くして、生物多様性を破壊したあげく、人間の居住域にも土砂災害をもたらすことになる。かわいそうと言っている場合じゃないんだよな。
まあ、20世紀後半の野生動物の生息状況は、人間が生息域に進出して資源を奪いまくったあげく、捕獲圧をかけまくった結果なんだよな。
江戸時代にはシシガキと柵を築いていたわけで、ラストの柵がない世界がむしろ、歴史的には異常値だった可能性が高いという。
ラストは、卒業式。
