サクッと読めるお話。
主人公の皇女様、スパルタ教育の成果ではあるけど、強すぎて、力尽くでやろうと思ったらあっさりどいつもこいつもぶち殺せそう。それを自重しているから、そこそこ時間がかかると。というか、三連続クズ出現はちょっとクドいかもw
最初は、主人公の婚約破棄から。70年前に、第二皇子が辺境伯の令嬢を婚約破棄したあげく、殺害。結果、辺境伯が自領以外のモンスター対応を拒否して、皇国全体がモンスターに荒らされる事態に。当時の王弟が身命をなげうって、戦い、その誠意を受けた辺境伯が防衛を再開して皇国は生き延びた。その英雄、王弟の命日を記念する夜会で、辺境を蔑む言動を行って、他の人間からコイツ何考えているのとドン引きされたあげく、家ごと潰されることに。最後は、元婚約者とその恋人は、モンスター相手の生き餌に…
一段落付いて、隣国の学園生活を満喫する主人公。ところが、隣国の第二王子が、王位を狙ってアプローチしてくる。女性を色仕掛けで取り込み、用が済むと処分って、外道過ぎる。最後は、王太子を襲撃させて、それを主人公と友人になすりつけようとして破滅。戦争寸前に、重要領地を割譲して、かろうじて生き延びる隣国。
で、最後は、皇国の貴族学院から、主人公の所有となった学園に生徒が派遣。辺境の重要性やモンスター退治の負荷を実地体験させようとする。しかし、その中に魅了魔術ダダ漏れの憑依型転生ヒドインが、混じっていて、次々と騒ぎを起こす。乙女ゲームの世界と思いこんで暴れる暴れる。しかし、ヒドインの体の中には、本来の魂が残っていて、ズンバラリンもできず、ストレスをためまくる主人公。
最終的に実力に不相応なダンジョンに突撃して死にかけたタイミングで、魂を分離、こちらの世界に来られないように制約をかけて追い出すことに成功。ヒドイン取り巻きは追放に。
次から次へと、アレな連中が倒される。