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災害教育の理想的な事例とは言えると思う。ただ、釜石で行われたような教育を施しても、ダメなときはダメだろうしなあ。いきなり揺れの直後に地すべりに襲われたら、逃げるも何もないしな。
他に応用する場合もいろいろと課題は多そう。災害の性質やたとえば格差の大きい大都市で通用するか、国規模でやる場合の人材育成などなど。そもそも釜石の教育の真骨頂は「マニュアルを疑う」ってところにあるから、マニュアル化したら、全然意味がないと思う。
その記述内容として注意したのは、「こうなったら、ここに避難する」という固定した内容にしなかった点です。地域内に絶対に安全な場所がないので、状況に応じて適切な対応を各人がとることを促しました。
避難所が襲われた事例が多いしな。