高校日本史と大学の日本史研究のあいだ - みちくさのみち

negadaikon.hatenablog.com
 実は現在の社会でさえ、「わかっているつもり」に過ぎないんだけどな。それこそ、経済状況の改善だってできない程度の知識しかない。個々の史実がどう関連しているかに関しては、いくらでも解釈のしようがあるわけで。そこに史料を直接読み込んで、ここにこのような社会的・経済的・人間関係などのつながりがあると指摘する意味がある。そして、個々の人間には、そのような社会の理解に限界があるからこそ、自分の手で「歴史を書く」という営みに意義があるのだと思う。
 紹介されている本が興味深いのでメモ。