白川の水害跡を見る:小碩橋から子飼橋間

 26日に撮影した分。今回は左岸側。右岸側と比べると住居に対する被害は少ないが、意外と広い範囲で浸水被害の形跡が見られる。川岸のいちばん低い所は、大概浸水したようだ。住む場所を選ぶときには、水害は考慮した方がいいって事だろうな。

小碩橋下流から対岸を望む

 小碩橋から少し下ったところ。比較的被害が少なかったことから、逆にボランティアがなかなか入らなくて、後片付けが遅れたようだ。現在も、作業中の模様。


 なんか、大量の土砂が河川敷に投げ捨てられている。

小碩橋下流

 小碩橋の下流の左岸側は、親水公園のようになっている。少し湾状になっているが、この辺りは、後片付けが優先されていないのか、そのままの状況が残っている。




 木に絡まった漂流物を見ると、水位は堤防の上に達していたようだ。堤内側にも、氾濫した跡らしき、泥の堆積が。




 雨水排水路らしき水路の先には、自動車が半分土砂に埋まっていた。タイヤの状況から見ても、12日の水害で埋まったものだろう。しかしまあ、どっから流れてきたのやら。
 土砂が除去された水路を見ると、どの程度堆積したかがよく分かる。結構、流れ下ってきたものだ。



渡鹿堰周辺

 児童公園では土砂の除去をやっていたり、水没した家具が外に出されていたり。堰の周りの堤防は越水したようだから、今後とも弱点になるだろうな。このあたりの堤防のかさ上げをするとなると、堰の施設ごと改修になるだろうし。この下流の大井出川周辺も浸水した形跡が。







江南病院周辺から下流

 同病院の裏は白川の堤防。ただ、すぐ奥の公園は、植物も倒れていないし、浸水した痕跡があまりないんだよな。大井手川から流入した水が、側溝の周囲にあふれたのだろうか。
 あとは、熊大の地先の公園の水害跡や臨時に設置されたとおぼしきポンプ。堤防をまたいでパイプをつながないと、排水先が水に沈んでしまっていたのだろうな。





626水害を追悼するお地蔵さん



 ここが無事であるということは、とりあえず626水害の再来は防げたということ。しかし、本当に、薄皮の上にいるような状況だったのだな。