Togetter - 「プロは兵站を語る」

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 まあ、兵站なんかは、勉強するのが難しいよなあ。国家レベルになると、経済学とか財政学みたいな知識が必要になってくるし。しかも、自衛隊自体が、演習計画の時に兵站の部分を省略している状況では、素人も勉強しようがないのではないだろうか。
 しかしまあ、自衛隊兵站輸送のための装備や要員を保持していないというのは、実際なんかあったときに困りそうだな。昨年の東日本大震災の際には、問題は起きなかったのだろうか。戦車用のトレーラーが全然足りないとか、輸送用のトラックが全然足りていないとか、でその状況から目をそらしているとか。とはいえ、じゃあ輸送用の要員装備を配備するリソースをどこから捻出するかってのもまた…
 アメリカなんかは陸上だけでなく、海上や航空輸送でも、民間の企業を動員できるようになっているんだよな。湾岸戦争の時には、兵員の輸送はかなり民間の旅客機を利用していたようだし。そう言えば、湾岸戦争時に米軍は戦車部隊を内陸に輸送するトレーラーが足りなくて、どこかから借りていたそうだけど、結局どこから借り出したのだろうな。

湾岸戦争の際に米軍が派遣した総兵力の52%は兵站部隊だったそうだ。本国でも総戦力の半分は兵站部隊。

ちなみに自衛隊と同様の運用を基本にするドイツ連邦軍、湾岸への派遣時の兵站部隊比率は49%だった。

今の陸自兵站部隊の比率はざっと20%。

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