SYNODOS JOURNAL : 仮設住宅団地のリーダーから見えてくるもの

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 仮設住宅の運営はなかなか難しいよなあ。自治会を組織する試行錯誤の話。バラバラに人が集められている所から、組織を作り上げるのは難しいよなあ。中越の時には集落単位みたいな対応ができたけど、東日本大震災ではそうもいかないだろうし。自治会費を集めるのも難ししいから自腹とか。自分の生活の復興もあるから、負担は大きいだろうなあ。
 しかし、「生活再建」という部分になると難しいよなあ。少なくとも阪神大震災では、成功していないという結果が出てしまっているし、中越はどうなんだろうか。本当に困っている人にお金が届かない状況とか、支援金の話とか。収入が断たれて、周囲の環境も激変してしまった状況で、そこからどう新しい社会を立ち上げていくか。
 収入の必要性とか。ここがいちばん難しい。


 反省点で防災無線が大事なところで使えなかったって話が出ているけど、本当に酷い災害の時にはハードはほとんど壊れていると考えるべき。少なくとも、電気が来なくなるレベルの災害の際には、どんな情報連絡手段があって、どう動くべきかを訓練しておくのは大事なんだよな。形ばかりでも、効果は相当あるはずなんだよな。まあ、そう言われても面倒くさいのも事実なのだが…
 物資の分配の問題も興味深い。ちゃんと、困っている人に届くように配るにはノウハウと組織がいるだろうしな。配布体制を作るための事務が負担になるだろうし。その点では、罹災証明を物資配布の基準にするのは良い手だと思うけど、そうなると、今度は罹災証明の不正取得とかありそうだし。