大阪市立大学大学院・早瀬晋三の書評ブログ : 『アホウドリと「帝国」日本の拡大−南洋の島々への進出から侵略へ』平岡昭利(明石書店)

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　日本人の南洋諸島への進出の背景にあった、アホウドリの羽毛やグアノ、リン鉱石などの資源の重要性を明らかにしている。同時に、これらの資源獲得競争の結果、利用されていなかった島々の領有が確定していった。「固有の領土」ではありえないという指摘も。